大人のための大事な基本 〜おとなのまんなか〜
松浦弥太郎さんが書く文章が好きです。
やわらかく優しく、静かに語りかけるような文章。
松浦さんの本は、スキマ時間にちょこちょこ読むのではなく
ゆったり落ち着いている時に読みたくなります。
この本は、50代という「おとなのまんなか」を生きる時に
大事にしたいおとなのきほんを教えてくれます。
私は今48歳。もうすぐ「おとなのまんなか」世代です。
もう若くないから、とやりたいことも諦めてしまいそうになる年代ですが
この表紙にかかれた、「新しいことはまだまだ、できる。」
松浦さんにそう言われると、なんだか私にもできそうな気がしてくるのです。
体の衰えは止められないけれど、心まで衰えてしまいたくはない。
若い頃のようにはいかなくても、この年代なりの楽しみ方、生き方がある。
今の私に力をくれて、背中を押してくれる言葉です。
とはいえ、ただがむしゃらに突っ走るばかりではなく
おとならしく、時には力を抜きペースを落として、ゆったりと。
そんなふうに生きていけたら、この先もずっと穏やかに暮らしていけると思うのです。
あと少しで50代を迎える今、この本に出会えてよかった。
私の50代が、ますます楽しみになってきました。