違った視点で見てみる 〜あたらしいあたりまえ〜
また松浦弥太郎さんの本です。
同シリーズの①は持っているので、今回は②を借りました。
仕事でも家事でも遊びでも、ただなんとなく慣れた方を選んでいるけれど
違う方向から見ることは、実はすごく大事なことだと思います。
毎日何気なくしていることを、ちょっと違う気持ちでやってみると
何か新しいことが見えてくる。
慣れたことでも心を込めて向き合うことで、違った何かを発見できるかもしれない。
そうして見つけた新しい何かを暮らしに取り入れていこう、という本です。
今の時代、効率を重視しすぎて面倒なことは省かれてしまいがちです。
何でも早いことがいいこと、楽なことがいいことのように思ってしまいます。
もちろん、仕事なら効率を重視するのは大切なことです。
ですが、普段の暮らしの中には効率的である必要がないものもあると思うのです。
手間はかかるけど、面倒だけど、こっちの方がいいな、楽しいなと感じること
そういうことを見つけて取り入れていけるゆとりを持っていたいと思います。
そのゆとりが、私の思う「穏やかな暮らしをつくるもの」だと思うのです。
インターネットで自分の知りたいことだけを見ることもできる今の時代ですが
こうして本を読んで、いろんな見方、考え方を知ることも大切なゆとりです。
この市の図書館は、以前住んでいた市と比べても本の状態が悪いのが残念です。
この本も、何かとがったものでつついたような跡がいくつもついていました。
何度も読まれてよれよれになるのは仕方のないことですが
傷をつけたり書き込みをしたり、雑な扱いを受けているようで嫌な気持ちになります。