赤ちゃんがくれたもの
今朝、娘と孫が自宅へ帰っていきました。
たくさんの荷物やベビーベッドがなくなって
部屋がとても広く感じています。
ダンナさんのお迎えの車に荷物を全て積み込み、見送った後は
ひとつ役目を終わってほっとした気持ちでした。
時間が経つにつれて、赤ちゃんの仕草や表情が思い出され
寂しさとはまた違う、なんともいえない感情で涙が止まらなくなりました。
ほんの数時間前に見送ったばかりなのに、もう泣いているのかと
自分でもおかしくなるほどです。
今日から娘たち家族は、三人で笑ったり泣いたりしながら
たくさんの思い出を作っていくことでしょう。
こんな大変な時代でも、三人の幸せな暮らしが明るく強く続いていくように願っています。
この1ヶ月の間、赤ちゃんを抱っこしてミルクをあげたりオムツを替えたりと
懐かしいことを何度も経験させてもらいました。
娘たちが生まれた頃のこと、子育て中の様々な悩みや喜び
いろんなことを思い出させてもらいました。
そして、二度と叶わないと思っていた願いも
生まれたばかりの小さな赤ちゃんが叶えてくれました。
あの小さな体で力いっぱい泣く小さな赤ちゃんは
私にとっても間違いなく大きな存在となりました。
「孫は可愛い」というのがいまいちよくわからなかったけれど
きっとこういうことなんだと、今はわかります。
でも、うまく説明はできません。
言葉で表すのは難しいけれど、確かに今まで感じたことのない思いが胸にあるのです。
2020年がもうすぐ終わろうとしています。
思い通り、今まで通りにいかないことの多かった一年でしたが
温かい気持ちを胸に、穏やかな年の瀬です。